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警備会社の隠された秘密を語る!? 交通誘導の楽しさ ④

  • sinsirokeibi
  • 1月12日
  • 読了時間: 10分

更新日:1月21日




6. 交通誘導の仕事に向いている人


交通誘導の仕事は、誰にでもできる仕事ではありません。向き不向きがあり、特定の資質を持つ人が活躍しやすい仕事です。これから交通誘導の仕事を始めようと考えている方は、ぜひご自身の特性と照らし合わせてみてください。ただし、向かないと思っている人が向いていたり、向いていると思っている人が向いていたり、向き不向きの判定が簡単に分からないこともあります。営業に向いている人が、話し好きの人とは限らないと同じです。中には、やってみてその面白さに惹かれのめり込む人もおり、逆の人もいたりします。一方、この仕事をやると危険だという人もいます。25年以上の経験の中で、2人いました。相手に話し、納得してもらい別業種に転向しました。確実に、受傷事故に遭うか、事故を引き起こすか、と思われた人達です。何故分かるのか、と聞かれて、はっきりと説明がつきません。経験からくる勘というものでしょうか、はっきりと感じ、分かります。


6.1 責任感の強い人


交通誘導は、人々の安全を守る重要な仕事です。些細なミスが大きな事故につながる可能性もあるため、強い責任感を持って業務に取り組む必要があります。常に安全第一を心がけ、周囲の状況を的確に把握し、適切な誘導を行うことが求められます。


例えば、工事現場やイベント会場では、歩行者や車両の動線を常に意識し、安全に誘導する必要があります。また、緊急車両が来た場合は、迅速かつ的確に誘導路を確保しなければなりません。このような状況においては、責任感を持って冷静に行動できる人が求められます。


6.2 コミュニケーション能力の高い人


交通誘導は、ドライバーや歩行者、現場関係者など、様々な人とコミュニケーションをとる機会が多い仕事です。明るく丁寧な対応はもちろんのこと、時には厳しい指示を出さなければならない場面もあります。相手の立場を理解し、適切な言葉遣いでコミュニケーションをとれる人が求められます。


例えば、ドライバーに迂回をお願いする際、ただ一方的に指示するのではなく、なぜ迂回が必要なのかを丁寧に説明することで、ドライバーの理解と協力を得やすくなります。また、歩行者に対しては、安全な通行ルートを分かりやすく案内することで、スムーズな移動をサポートできます。このように、状況に応じて適切なコミュニケーションをとれる能力は、交通誘導の仕事において非常に重要です。


6.2.1 言葉遣いが丁寧な人


ドライバーや歩行者、近隣住民など、様々な人と接する機会が多い交通誘導員には、丁寧な言葉遣いが必須です。相手に不快感を与えないだけでなく、指示をスムーズに伝えるためにも、丁寧な言葉遣いを心がけることが大切です。さらに、丁寧な言葉遣いは、相手への協力を求めるに必須で、無用なトラブルから解放され、語る人の人間性を表していることにもなります。


6.2.2 指示が明確に出せる人


交通誘導では、ドライバーや歩行者に対して、明確な指示を出す必要があります。曖昧な指示は混乱を招き、事故につながる可能性もあるため、簡潔で分かりやすい指示を心がけることが重要です。迷いが特に危険です。選択肢がたくさんあっても、そう大きな違いはありません。迷うことにより行動が遅れて、重大な結果を招くことが往々にしてあります。指示が明確に出せるとは、決断力があることです。周囲の状況の確認と、危険の予測が集中して継続されていることにより決断できます。


6.3 体力に自信のある人


交通誘導の仕事は、屋外で長時間立ち続けることが多く、体力的に 厳しさを求められる仕事です。夏は暑さ、冬は寒さの中で、集中力を維持しながら業務に取り組む必要があります。また、現場によっては、重い機材を運んだり、長距離を歩いたりすることもあります。体力に自信があり、厳しい環境でも粘り強く仕事に取り組める人が向いています。

もちろん、自信のない人がダメかというと、そうとは言い切れません。多種多様な現場があり、軽作業のところもたくさんあります。最近は、休憩時間が与えられたり、厳しい現場などでは交代要員がおり、交代しながら勤務できるなど、環境もかなり改善されてきました。


項目 内容

体力 長時間の立ち仕事、屋外作業、重い機材の運搬など、

体力的に厳しさを求められる業務がある

健康状態 健康な状態であることが必要

精神力 厳しい環境、ストレスの多い状況でも、

冷静に業務を遂行できる精神力が必要


体力面だけでなく、健康管理も重要です。規則正しい生活習慣を維持し、健康な状態を保つように心がける必要があります。また、精神的なタフさも求められます。ストレスの多い状況でも、冷静さを保ち、的確な判断を下せる精神力が必要です。

 特に、時間管理、金銭管理、言葉の管理が重要かつ必須です


基本は同じものの、具体的詳細については、各警備会社によって異なります。しっかりと新任教育、現任教育、指導などから学び取り、研鑽していきましょう。


7. 交通誘導の仕事の始めてみよう


交通誘導の仕事に興味を持った方が、実際にどのように仕事を始められるのか、具体的なステップを解説します。大きく分けて、「警備会社への就職」と「資格取得」の2つのステップがあります。


7.1 警備会社への就職


ほとんどの場合、交通誘導員として働くには警備会社に就職する必要があります。警備会社には大小様々な規模のものがあり、それぞれ得意とする分野や社風も異なります。自分に合った会社を見つけることが、長く働き続ける上で重要です。

 警備会社は千差万別です。以下の表示された項を重要視するといいでしょう。

 

1.給与体系...時間給・日給・月給の区別。2号業務で時間給は要注意です。


2.給与支払日...締め日から支払日までの期間。短いほどよいでしょう。


3.人数...現場に出ない役職者が多いと給料が少ない可能性があります。隊員が多いと大手で安定しているでしょう。ですが、入社した全員が安定して高い給与を手にするとは限りません。多くの人がいるので気の合う仲間が探せる反面、人間関係で悩む可能性も多いでしょう。目が行き届かなく、大変な人がいることがあります。大人数を維持するための無理が必要となります。誰でも入社させる、無理に安い単価で仕事をとり、警備員に薄給で働かせる。装備が貧弱、制服などの自己負担金額が大きいなどマイナス面があるところも存在します。

少人数の会社も会社によって勤務状況が大きく異なります。経営者と面接を通して見極めましょう。


4.仕事の変動が大変大きい業種です。繁忙期と閑散期があります。交通誘導を行う会社の宿命です。繁忙期は10月頃から3月頃、閑散期は4月から9月頃。6月から9月は中間期になります。仕事量の差は、会社によって、年度によって、勤める人の役職によって大いに異なります。

かつて、30人規模の警備会社に在籍しました。4月と5月は在籍警備員全員に仕事がなく、一人一人ほぼ収入0でした。反対に、12月から、特に2月は人手が足りなくて1ヶ月間休みなしで働くなんてことありました。別年度では、閑散期でも30%の仕事量があったりしました。

 勤めるに当たって、金銭管理が特に重要です。賢い人は、忙しいときに仕事でがっしり稼ぎ、暇なときに、趣味、旅行、副業などで楽しんでいました。

交通誘導仕事のデメリットを逆用するのがよいかも知れません。

新城警備では、「まずは、100万円貯めよう!」のスローガンを掲げて働きます。


 一方、会社の管理者・役職者などは、営業、教育、事務管理など、閑散期もなく忙しく働いています。後半で述べますが、警備業資格が必要になります。


7.1.1 求人情報の探し方


警備会社の求人情報は、様々な方法で探すことができます。


○ インターネットの求人サイト:Indeed、タウンワークなど、多くの求人サイトで                   警備会社の求人を掲載しています。キーワード検

                  索で「交通誘導」「警備員」などで絞り込むと効

                  率的です。


○ 警備会社のホームページ:各警備会社のホームページでは、採用情報が掲載され

                ていることが多いです。興味のある会社があれば、直

                接ホームページを確認してみましょう。


○ ハローワーク:公共職業安定所であるハローワークでも、警備会社の求人情報を

           得ることができます。専門の相談員に相談することも可能です。


○ 新聞の折り込みチラシ:地域密着型の警備会社は、新聞の折り込みチラシで求人

               を掲載していることもあります。


  ○ 友人知事などの紹介:実際の状況を離してくれるので間違いが少ないかも知れま

              せん。


7.1.2 応募から採用までの流れ


一般的な警備会社への応募から採用までの流れは以下の通りです。

  ステップ       内容

1. 応募書類提出 履歴書(要写真添付)を提出します。誓約書の内容確認後、署名。

2. 面接      面接では、志望動機や自己PR、経験などを聞かれます。

          応対では人間性が表れるので、重要なポイントです。

          時間に正確か、迷わず目的地に到着できるか、服装、言葉遣いなど           から、人間性を判断されます。

3. 適性検査    必要に応じて、適性検査を実施する場合があります。

4. 採用決定   採用が決定後、入社日や雇用条件など確認、新任教育に臨みます。


7.2 資格取得について


交通誘導警備業務検定2級は必須ではありませんが、取得していると採用時に有利になります。入社後に会社負担で資格取得が可能です。資格は更新がなく、一度取得すると生涯有効です。


7.2.1 交通誘導警備業務検定2級とは


交通誘導警備業務検定2級は、警備業法に基づく国家資格です。交通誘導警備業務に関する知識や技能を証明する資格であり、より安全かつ円滑な交通誘導を行うために必要な知識と技能が問われます。試験内容は、法令、交通誘導の技術、事故防止対策など多岐にわたります。この資格者が最低一人いないと仕事できない現場があります。


7.2.2 資格取得の方法


交通誘導警備業務検定2級の資格を取得は、警察署での直接検定と警備業協会など指定された教習機関での特別講習による取得があります。実技と学科の試験があります。試験のシステムは運転免許証とほぼ同じです。教習所での普通免許取得に数ヶ月かかるに比較して教習機関の特別講習による取得は2日です。考えようによっては運転免許より簡単かも知れません。実技・学科試験に合格して講習修了。不合格の場合は再試験を受講できます。公安委員会に修了証明書提出で、その後、試験はありません。


7.2.3 資格取得のメリット


就職に有利:資格を持っていると、警備会社への就職活動で有利になります。

キャリアアップ:資格を取得することで、警備業務の幅を広げ、キャリアアップ

          につなげることができます。

収入アップ:  資格手当が支給される場合があり、収入アップが見込めます。

スキルアップ: 講習を通して、交通誘導に必要な知識や技能を

         身につけることができます。


指定路線等で絶対必要になり、警備会社ではかなり優遇されます。生涯有効なので、大変重宝されます。資格取得者は交通誘導のリーダーてす。技術の向上を目指し交通誘導のプロとなりましょう。




8. まとめ


この記事では、「交通誘導の楽しさ」をテーマに、警備のプロの視点から仕事の魅力を解説しました。交通誘導は、道路工事やイベント会場などで人や車の流れをスムーズにし、安全を守る重要な仕事です。一見地味に見えますが、感謝の言葉をもらったり、街の安全に貢献しているという責任感を感じられるなど、やりがいのある仕事です。イベント会場の活気を肌で感じたり、様々な現場で新しい発見があるなど、面白さもたくさんあります。さらに、健康維持や生活リズムの安定、コミュニケーション能力の向上といったメリットも期待できます。


一方で、立ち仕事による肉体的な負担や天候への対応、危険が伴う場面もあるため、大変な側面も存在します。しかし、責任感やコミュニケーション能力、体力に自信のある人にとっては、非常にやりがいのある仕事と言えるでしょう。交通誘導の仕事に興味を持った方は、警備会社への就職を検討し、必要な資格を取得することをおすすめします。

また、人生に悩まれる方...健康、錦仙、不安、就職など、はこの仕事が一つの解決策になるかも知れません。人生の転機になりえます。先入観を捨て、勇気と決断をもってこの世界を体験してみましょう。

この記事で、普通のインターネット検索だけでは分からない交通誘導の仕事の魅力を紹介いたしました。今回で、このタイトルは終了となります。


 質問などあれば、お気楽に、ご自由に、遠慮無く、お問い合わせください。

  

(思い、体験を一気に書き上げています。誤字脱字、不適切な言い回しあればお詫びいたします)

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